犬養道子 ある歴史の娘(改訂)、中公文庫、1995、(初版1980)
解説:
五・一五事件より終戦まで、歴史の綾にまといつかれたひとりの少女の魂の形成を描く物語。家庭、交友、縁談、冒険心など心の遍歴をつぶさに描いた長篇自伝
<目次>
北の南の人
つゆ冷え
問い
借翠宝蘭亭斎
日記の周辺
青い手紙
判決
夏の客
熊と切手
楽学(幕間のとき)
「七月七日」
津田
青春の嵐
長崎の前後
和平工作
汪さんと言う人
揚子江
フランス租界
夜会服
ひとつの林檎
ヴィタ・ヌオヴァ
あとがき