矢口祐人、ハワイの歴史と文化―悲劇と誇りのモザイクの中で、中公新書、2002
中公新書HPよりの紹介文:
ハワイ――世界中の観光客を魅了する太平洋の美しい島々。十八世紀以来、欧米、そしてアジア諸国から多くの移民が来島し、定着・活動してきた。しかし、異人種、異文化との接触が、ネイティヴ・ハワイアンに苛酷な歴史を強いてきたことも忘れてはならない。本書は、日本との交流に光をあてながら、楽園イメージの奥に横たわる、もう一つの現実を浮かび上がらせ、ハワイ文化の力強い流れを描き出すものである。
目次
第1章 移民たちのハワイ
1. サトウキビとピクチャーブライド,
2. 移民到来
3. 日本人移民の生活
4. 戦後の日系アメリカ人
第2章 リメンバー・パール・ハーバー
1. パール・ハーバー攻撃の日
2. 戒厳令下のハワイ社会
3. 戦時下の日系人
4. 戦争の言説
第3章 「憧れのハワイ航路」
1. 日本からのハワイ観光
2. ハワイ観光団
3. バブルとハワイ観光
4. 観光王国ハワイ
第4章 これからのハワイ
1. 南の島のハメハメハ大王
2. ハワイ小史
3. あらたな「伝統」