アンドリュー・ゾッリ、レジリエンス( 復活力)

日本語のものを読んだのち、英語の原書を入手して、勉強がてら、英文を少し、読んでみました。
レジリエンスの定義の部分を写しておきます。

Through this book we will explore resilience in both systems and people. Accordingly, we frame resilience in terms borrowed from ecology and sociology as the capacity of a system, enterprise, or a person to maintain its core purpose and integrity in the face of dramatically changed circumstances.

本書では全体を通して、システムと人の双方に関するレジリエンスを検証してゆきたい。そこで、生態学と社会学の分野から表現を借用し、レジリエンスを「システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したとき、基本的な目的と健全性を維持する能力」と定義する。

例によって目次を書いておきます。

序章:レジリエンスとは何か
第1章:頑強だが脆弱なシステムはどう崩壊するか -漁場・インターネット・金融市場
第2章:感知し、拡大し、参集する -アルカイダ・結核菌・新しい電力網
第3章:多様性を密集させる -都市と熱帯雨林
第4章:人はいかにこころの傷から回復するか -個人のレジリエンス
第5章:協力と信頼はいかに生まれるか -社会のレジリエンス
第6章:リスク志向を抑制する多様性と寛容さ -社会のレジリエンス2
第7章:コミュニティの適応能力 -社会のレジリエンス3
第8章:コミュニティを支える「通訳型」リーダー -社会のレジリエンス4
第9章:レジリエンスの習得