大石久和、国土が日本人の謎を解く、産経新聞出版、2015.7.10
大石久和、国土が日本人の謎を解く、産経新聞出版、2015.7.10
「日本人」を育んだ国土
1,不便な形 - 複雑で長い海岸線と細長い弓状列島
2,一体で使いにくい - 四島に分かれた国土の主要部分
3,分断される - 脊梁山脈の縦貫
4,土砂・土石流災害が襲う - 不安定な地質
5,可住地が分散 - 狭く少ない平野
6,近代的土地利用がしにくい - 軟弱地盤上の都市
7,世界の大都市にない弱点 - 大地震の可能性
8,水を治めきれない - 集中豪雨
9,建設コストが上がる - 強風(台風)の常襲地帯
10,豪雪地に大人口 - 広大な積雪寒冷地帯
メモ:
1995年に転換点があった。
P30、P201:作家の村上春樹氏は、次のように語っている。<(前略)95年、日本という国は転換点を迎えました。神戸の震災と地下鉄のテロ事件があった年です。あの年、何かが日本を変えました。それまでの日本人は楽観的でした。裕福になり幸福になっていましたから。でも、その頃から、何か致命的なミスをしたのではないかと日本人は自問自答するようになったのです。(後略)>(「クーリエ・ジャポン」2010年11月号)
公助、共助、自助(個)、とあるが、日本人は、共であり、その価値観を大事にするべきだ。
関係図書、
TPP 黒い条約
文明の衝突
忘れられた日本人
ソロスの講義録 (再帰性:対象に対する言及がその対象に影響を与えること。認知機能、操作機能)
夏目漱石、私の個人主義。