インフラ政策研究会、インフラ・ストック効果、中央公論新社、2015年8月25日
書籍名 : インフラ・ストック効果 新時代の社会資本整備の指針
著者名 : インフラ政策研究会
発行所 : 中央公論新社
判型 : 新書判
ページ : 272ページ
価格(税別) : 1,200円
発行年月 : 2015年8月25日
ISBNコード : 978-4-12-004753-4
内容・概要
本当に「公共事業はムダ」なのか? これまで見落とされてきたインフラのストック効果に着目し、人口減少・高齢化が進むなか、日本がめざすべき経済社会のビジョンを明らかにする。
●主要目次
第Ⅰ部 見落とされてきた日本経済のエンジン
<対談>大田昭宏(国土交通大臣) 冨山和彦(経営共創基盤代表取締役CEO)
第Ⅱ部 インフラ・ストック効果 新時代の社会資本整備の指針
1. 社会資本整備(インフラ整備)の本来的意味
1 社会資本整備(インフラ整備)とは何のためのもの?
2 社会資本のフロー効果とは何か
3 社会資本のストック効果とは何か
4 経済的ストック効果の多様な現れ方
2. 社会資本整備の役割と評価
1 公共投資の急激な増減
2 公共事業悪玉論の系譜- なぜフロー偏重の見方に傾斜したのか-
3 現在の日本の社会資本ストック
4 成長戦略と社会資本整備 – アベノミクス第三の矢を支える役割 –
3. 海外の社会資本整備政策
1 アメリカの社会資本整備政策の変遷
2 イギリスの社会資本整備政策の変遷
3 リーマンショック後のEU各国の財政政策とIMFのインフラ政策の転換
4 長期停滞論(Secular Stagnation)について
4. これからの社会資本整備のあり方
1 過去からのレッスンと未来への六つの指標
2 財政健全化との両立
3 中長期的な安定的投資の重要性
4 四つの改革の視点
第Ⅲ部 インフラ・ストックのもう一つの意味 – 「質の高いインフラ」の海外展開 –
1「質の高い」インフラとは何か?
2 海外には本当に「質の高いインフラ」へのニーズがあるのか?
3 潜在的なマーケット規模はどの程度か?
4「質の高いインフラ」の国際展開をどう進めるか?