著者のお話を聞く機会があったので、読んでみました。NHKの災害報道に記者としてたびたび登場されます。
P75: 台風が最大勢力になる位置が北にずれてきている研究を紹介しています。北海道にたびたび台風が襲うようになりましたし、11月になっても、日本に台風が来る勢いです。
目次:
序 章「大避難の時代」が始まった
現代都市に突き付けられた難題、他
第1章 水害、巨大都市を襲う最悪シナリオ
1 変わりつつある気象災害
関東・東北豪雨で起こったこと
増える避難指示・勧告/きっかけは広島市の豪雨災害、他
2 未経験の避難、水害の「3・11」とは
「動くハザードマップ」とは/江戸に残る高潮の痕跡、他
3 日本に迫るスーパー台風、衝撃のシナリオ
シミュレーションの根拠/スーパー台風接近、その要因は、他
4 解決への模索
「カトリーナ」の爪痕/「避難のバリア」を取り払う、他
第2章 南海トラフ地震、津波避難への挑戦
1 突然の巨大地震に備える
津波の想定も巨大化/南海トラフの巨大地震、他
2 あきらめの地から生まれたアイデア
高知県・黒潮町での取り組み/オーダーメイド避難の感触、他
3 シミュレーションから現実へ
助かるための方法は見つかる!/「折れない気持ち」を持つために、他
第3章 動き出した国・自治体・市民
1 進み始めた「広域避難」の検討
立ち上がった5区/広域避難の課題、他
2 「オーダーメイド避難」と新たな課題
オーダーメイドはどこまで可能か/熊本地震と広域避難、他
3 「大避難の時代」に向けて
増え続ける災害情報/バヌアツを襲ったサイクロン、他