王銘〓(おう めいえん) 、棋士とAI――アルファ碁から始まった未来、岩波新書、2018.1.20
メモ:
59:水平線効果、都合の悪いことを視野の範囲、つまり「水平線」の外へ無理やり追い出すため、明らかに悪い手を打つ現象。
64:過学習、「AIが同じデータで過度の学習を行った場合、未学習の問いに対して正しく答えを出力できなくなる」現象
P138:
AIが人間より優れている特技は、以下の3つにまとめられる。
①、局面の勝率判断。
②、候補手の提示。
③、結果が整理される。
目次
1 「強いAI」の登場 1
囲碁を制するAIは人間を制す
棋士との決戦と引退
技術革新の速さ
選挙戦で囲碁を理解する
2 アルファ碁の振る舞い 33
囲碁は確率の海
AIの手は分かりやすい
「神の一手」と水平線効果
過学習の罠
開発と情報公開
3 AIと人間の交差点 85
ストーリー性は必要か
部分と全体を考える
恐怖心が教えてくれること)
4 盤上から社会へ 129
AIからの学習法
専門家の傲慢
「囲碁の神様」に見る強さと面白さ
5 人間の証明 165
表現の危機
AIに映る自分
矛盾と人間の多面性)